
経済情勢・通貨強弱から取引する通貨ペアを考える
通貨ペアとは?
売買する2国の通貨の組み合わせのことです
米ドル/日本円、ユーロ/ドル という様に「/」で区切って2国の通貨ペアを表します。
左側を『基軸通貨』、 右側を『決済通貨』と呼びます
通貨の強弱とは?
通貨の強弱とは端的な言葉で表すと、人気の通貨はどれなのかということ
人気が高く多くの市場参加者に買われていれば、その通貨は「強い通貨」と判断でき、
反対にあまり人気がなくて買われていない通貨は「弱い通貨」と言うことができます

経済状況(ファンダメンタル)から通貨強弱を考えて通貨ペアを決めます
世界的に影響を与える経済的ニュースが出た場合
どの通貨が弱くなり、どの通貨が強くなるのかを考えます
どの通貨が弱くなり、どの通貨が強くなるのかを考えます
例えば、米中貿易問題のファンダメンタルの場合で考えてみます
米中貿易問題の場合ドル(USD)は売られやすくなり、豪ドル(AUD)も売られやすくなると考えられます
それは、オーストラリアは中国が最大の貿易相手だからです

米中貿易戦争について書いてあったローターの記事です
豪ドルから車まで、米中貿易戦争に最も翻弄される資産は
[ロンドン 19日 ロイター] - 米中両国の全面的な貿易戦争突入懸念に金融市場が翻弄(ほんろう)される中で、投資家は危険そうな資産を売って、安全とみなす円や米国債などに逃避しつつある。そこで今後貿易戦争が激化した場合、最も打撃を受けそうな通貨、株式、コモディティを具体的に検証する。
<通貨>
開放経済で世界貿易に依存する国の通貨は、国際貿易の面でもめ事が起きた場合一番危うい立場に置かれる。
こうした条件に当てはまるのは豪ドルだ。オーストラリアにとって中国は最大の貿易相手であり、豪ドルは世界経済の成長と非常に相関性が高い。同じ種類の通貨としてはカナダドルも浮上するが、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉問題に巻き込まれているカナダドルより、豪ドルの方が世界全体の貿易動向を探る手掛かりとしてすぐれている、と投資家はみている。

では、豪ドル(AUD)を売りたい場合
AUD/JPYを売るのか?AUD/USDを売るのか?
基軸通貨はどちらを売った方がいいのか通貨強弱で考えます
AUD/JPYの場合
米中貿易問題から豪ドルが売られ、ドルが売られ、
安全資産(リスクオフ)とい言われている円(JPY)がリスク回避の動きにより円高になる可能性が高いと考えられます
豪ドルが売られ、円が買われると考えるのが自然の流れです
豪ドル/円の通貨ペアの場合、ショートのパフォーマンスが良いと考えられます
米中貿易問題から豪ドルが売られ、ドルが売られ、
安全資産(リスクオフ)とい言われている円(JPY)がリスク回避の動きにより円高になる可能性が高いと考えられます
豪ドルが売られ、円が買われると考えるのが自然の流れです
豪ドル/円の通貨ペアの場合、ショートのパフォーマンスが良いと考えられます
AUD/USDの場合
米中貿易問題が原因なのでUSDも売られやすい、中国と貿易関係のAUDも売られやすい
通貨強弱のバランスを考えるとUSDもAUDも売られる状態になります
弱い通貨同士になり綱引き状態になるのでパフォーマンスが悪くなると考えられます
弱い通貨同士になり綱引き状態になるのでパフォーマンスが悪くなると考えられます
結論
強弱通貨のバランスからAUD/USDよりAUD/JPYの方が売りに優位性があり、パフォーマンスが良いと考える
弱い通貨と強い通貨の通貨ペアの方がトレンドとしてもパフォーマンスが良いと考える
AUD/JPYで売りのプライスアクションが出たらエントリーを考える
弱い通貨と強い通貨の通貨ペアの方がトレンドとしてもパフォーマンスが良いと考える
AUD/JPYで売りのプライスアクションが出たらエントリーを考える

長期目線のトレードでは使えそうです
同じ取引をする上でもよりパフォーマンスがよくなる様に常に考える事が重要ですね
ファンダメンタルとプライスアクションを組み合わせた効率の良いトレードを私は心がけています
同じ取引をする上でもよりパフォーマンスがよくなる様に常に考える事が重要ですね
ファンダメンタルとプライスアクションを組み合わせた効率の良いトレードを私は心がけています
✔︎今回のポイントのおさらい
経済情勢(ファンダメンタル)から通貨強弱を考えて決済通貨/基軸通貨を決める
通貨強弱が強い通貨と弱い通貨の組み合わせの方がパフォーマンスがよいと考える
その通貨ペアでトレンド方向へのプライスアクションが出たところでエントリーを考える
参考にした御堂さんのYouTube分析動画はこちらです